スピートとキレはピッチャーにとって最大の武器といえる。
スピートがでれば、打者はそれだけ短い時間で振るか振らないか判断しなくてはならない。
そのためスピードが速いと判断の精度が落ちる。
またスピードが速いということはそれだけ緩急をつけることができる。
どんなに速いボールを投げても結構打たれる・・・。
まぁ、バッティングセンターで130kmあるわけだから。
そうするとピッチンングで一番大切なことはタイミングをはずすことだ。
20〜30kmのスピード差をつけられればバッターはきたボールにそれぞれ
対処するのは難しくなるので、打つボールをあらかじめ絞らなくてはならなくなる。
そうなればヒットされる可能性も下がる。
さて、スピードとキレのあるボールを投げるコツは下半身からの力を最終的に腕に
伝えることにある。
肩や腕の力だけでは大したエネルギーにならない。
そのためにピッチングフォームが大切になる。
ピッチングフォームには各段階で大切な動作があると思うが
下記2点が最重要で、かつボールのスピードとキレをだすポイントだと考えている。
@足をあげたとき
足をあげて、あげきれていないのに体が前に体重移動をはじめてしまうと
それまでの投球動作で貯めた下半身からの力が分散してしまう。
したがってゆっくり足をあげてバランスをとり、体に十分エネルギーが貯まったのを
確認してそれを一気にフィニッシュにむけて使うのが大切だ。
Aステップして胸を張るとき
@の次の段階になる。体全体でつくったエネルギーを最終的にボールに伝える。
そのためには右ピッチャーであればステップした左足で体を支えなくてはならない
重要な役割だ、前にいこうとするエネルギーを下半身で止め、上半身、腕に回す。
上半身から腕にエネルギーを回すには胸を張ることがなんといっても大切。
よくみかけるのは前に倒れていたり、後ろにそっていたりする。
ここでグローブをもった左手を使う。
グローブで体を抑え、胸をはり、体が前へいこうとする推進力をおさえることで
腕だけに推進力がのこるようにする。
このグローブで体を抑える動作が自然にできている人も多い。
が、とくに上半身が強い人、肩に自信がある人はおろそかになりがちだ。
この2点を見直すことでスピードとキレが増す可能性がでてくる。
是非自分のものにしてほしい。
★参考情報★
@速球を投げる体の使い方がわかる!速球を磨けば変化球が活きてくる。是非参考にしてください。
→■ ピッチング・スピードアッププログラム
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